増の血を引く者の書き物

つい始めた、ついに始めた

短文シリーズ#4

電車から降りて アルバイト先まで歩いていました

そうすると  私の苦手な虫が地面を這っていました

 


うわあ 最近見なかったけど しっかりいるじゃん

そんなことを思いながらできるだけ視界に入れずに通り過ぎました

 


アルバイトが終わって、今度は駅まで歩いていました

そうすると  さっきとは違った道に

 


そうです  這っていたんです

 


あのデザインの虫はそうそう見ないので 同じとみて間違いないでしょう

 


あの虫は私が8時間働いているあいだに、300メートルもの距離を移動していたのです

 


少し見直しました