増の血を引く者の書き物

つい始めた、ついに始めた

今度こそは負けません

このあいだ 血液検査をしました

私は血管が細く出にくいらしいので この人生で 採血は苦労してきました

 

「あら血管が出てこないわねえ」「うーん...こっちの腕でしてみますね」「ちょっと寝転んでみようか...」

 

と、かなり私の難易度は高いらしいのです

 

いつしか私は 自分の攻略難易度が高いのを良いことに さてこの看護師は私を攻略できるかな?ふふ...と嫌な考えをするようになりました

 

 

さあ血液検査です 私は調子に乗って自分から「なんだか私.....難しいらしくて.....笑」と控えめに言いました

看護師は「あら...いつもどっちの腕かな?」なんて言っています

私は 「どっち...かな......笑(忘れてる)どっちもありますかね......笑」という不審な返答をしながら、せっせと血管を出すためにごしごしされている腕を見つめていました

 

すると数秒後 よしと言わんばかりに看護師は針を用意しはじめ あらよっと迷いなく針を刺したのです

え? と思った時にはもう遅く みるみるうちに血液が取られていきます

 

なんとその看護師は私の腕を迷いなく 一発で攻略したのです

 

完全に負けです 初めに難しいなどと自分から言っておいて あっけなく取られたのです

こんなに恥ずかしいことがあるでしょうか  私は悔しくて仕方なかったです

 

今も悔しくて顔をゆがめるフリをしながら記事を書いています  次に血を採られる機会はいつかはわかりませんが 今度こそは負けません